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2020年6月1日
■【はじめに】麻雀
中国由来のもので、素晴らしいなと思うものを3つ挙げよと言われたら、論語と四川料理と麻雀です。
皆さんは麻雀をやったことがありますか? 私が、麻雀を覚えたのは実は10歳のころです。父に教わり、母と姉と私の4人でよく家族麻雀をやりました。いちばん負けた人はお風掃除、次に負けた人は皿洗い。そんな可愛らしい賭け麻雀でした。
こんなことを書くと、なんだか賭け麻雀を肯定しているように聞こえてしまってマズいですね。そうではなくて、純粋に、ひとつの文化として、よくできてるなぁと思うのです。
最初の配牌への期待感、1枚引いたら1枚捨てなきゃいけないというルール、捨てた牌から敵の手の内を探る洞察力、高い役を狙うかそこそこで手を打つかという戦略性。いやあ、人生そのものですね。
■【インドネシアの旅クリップ】ジョグジャカルタ
緊急事態宣言も解除され、国内での移動も少しずつ解禁となっていますが、海外旅行できるのはいつになるのでしょうね。私も、仕入れに行けなくてもどかしい日々を送っております。そこで、皆様にもちょっと旅気分を味わっていただけたらと思い、私が初めてジョグジャカルタを訪れたときの様子を少々ご紹介させていただきますね。
ジャワ島の中央に位置するジョグジャカルタは、18世紀中頃に建設された街です。王都として栄えたこの街には、今でも王の末裔が暮らし、大学や専門学校も多く存在する文教地区でもあります。首都ジャカルタからは飛行機で約1時間の距離にあります。
私がジョグジャカルタに着いたのは夜7時ごろ。晩御飯を食べに、メインストリートであるマリオボロ通りに出てみました。車やバイクがひっきりなしに通り、たくさんのお店が立ち並んでいます。広い歩道にはベンチが置かれ、おしゃべりしたり、スマホで写真を撮ったり、屋台料理を食べたりする地元住民で賑わっています。
まずはビールで喉を潤そうとレストランに入ってみますが、店内を見回すとどうやらここはアルコールの提供をしていない様子。すかさず別の店を探します。次に入った店で、店員さんに「ビールあります?」と訊くと、「無いですよ」とニヤリ。
ここでちょっと焦ります。さらに別の店。「ビールは?」「ありません」
イスラム教徒はアルコールを飲まないことは知っていたのですが、観光客向けにビールくらい置いてあるだろうと考えていた自分が甘かった!
さんざん歩いた末にようやく1軒、見つかりました。助かったー。
翌朝、再びマリオボロ通りを散策して、お目当てのバティック工房を訪ね歩き、「ベチャ」というインドネシア版人力車にも乗ってみました。人力車と言っても、人が走って引っ張るのではなく、自転車で押すのです。風を受けると涼しくて気持ちがよいのですが、止まっているときは日射しで焦げそうなほど暑かった~。
マリオボロとは、サンスクリット語で「花飾り」という意味だそう。王宮へとつながるこの道は、かつて行事の際に花で飾られていたことからこの名前が付いたのだとか。そんなマリオボロ通りの様子を2分ほどのムービーにまとめましたので、ご覧ください。
- 2020.08.31
- 11:50
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