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2023年6月1日
■【はじめに】温泉に行ってきました
5月に還暦を迎えた親族のお祝いを兼ねて、群馬県にある温泉に行ってきました。お祝いなのでちょっと奮発し、露天風呂が付いているお部屋を手配。しかも源泉掛け流しです! 24時間いつでも好きな時に、山の緑を眺めながら人目を気にせず温泉に浸かれるという贅沢。湯上りのビールも最高でした。地元の食材を使ったお料理も美味しくて、ヤマメやアユも堪能しました。
帰りには赤城山に登って(もちろん車です)、カルデラ湖を眺め、湖畔の神社を参拝。狭い急カーブの道を対向車とすれ違うたびに神様に祈りながら降りてきました。
旅を手配した私としては、主賓に喜んでもらえて何よりでしたが、いちばんホッとしたのは雨が降らなかったことです。私と一緒にどこかに行くと必ず雨が降る、といつも言われていて肩身が狭かったものですから。
■【今月のトピック】火の山
「赤城山」の名前の由来は、赤土で山が赤く見えるため「赤き山」からきているという説と、「火の山」「火の神」を意味しているという説があるそうです。火山ですから「火」が名前の由来となっているのはごく自然なことのようにも思われます。でも、赤城山が噴火したのは何万年も前のことらしいので、名前の由来としては「赤き山」の方が納得感がありますね。
一方、インドネシアには、その名の通り活発に活動している「火(インドネシア語でapi)の山」があります。ムラピ(Merapi)山です。ムラピ山は、ジャワ島中央部にある海抜2,911mの火山で、世界で最も活発な火山のひとつです。富士山にも似た美しい円錐形の山で、常に噴煙を上げており、周期的に噴火しては大量の溶岩を噴き出しています。
ボロブドゥール遺跡が、1814年にイギリスの探検家によって発見されるまでの約1,000年間、密林の中に埋もれていたのも、ムラピ山の噴火による降灰が原因ではないかという説があります。
ムラピ山は、今世紀になっていっそう活発になっているそうで、2006年、2010年、2018年と、大規模な噴火を起こして周辺に被害をもたらしています。噴煙は10Km以上の高さまで吹き上がり、それぞれの年で数千人ずつの犠牲者が出たとのこと。
今年に入ってからも、3月と5月に噴火して、周囲2kmにわたって溶岩流が流れ出たそうですが、それでもムラピ山としては比較的小規模な噴火だったようです。
インドネシアも日本同様、環太平洋火山帯にすっぽりと含まれる火山大国。世界の火山のうち13%がインドネシアに、7%が日本にあるそうです。日本とインドネシアだけで、世界の2割の火山を有しているんですね。温泉資源に恵まれているのは嬉しいことですが、やはり噴火は怖いですね・・・。
- 2023.10.31
- 16:24
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