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2024年6月1日
■【はじめに】お得過ぎるクーポン
よく行くスーパーで、「某缶ビール350ml缶 195円引き」というクーポンをもらいました。次にそのスーパーに行ったときに、早速使おうと思ってビール売り場に行き、その缶ビールを探すと、なんと1本165円で売られています。
本来の値段より、値引き額の方が大きいって、変だよなぁ。「195円引き」って、6缶パックのことなのかな。でも今欲しいのは1本だけなんだよなぁ。
迷いつつも、1本だけ買ってレジで恐る恐るクーポンを差し出しました。そしたら、ちゃんと使えたんです!
もちろん、他にもいろいろ買ったので、チャリンと30円を貰ったわけではないのですが、結果的に缶ビールを只で貰えた上に30円儲かっちゃいました!
「あ、お客さーん、ごめんなさーい」って後ろから声を掛けられるんじゃないかと、大急ぎでスーパーを後にしましたとさ。
■【今月のエッセイ】海に沈む島
「地球温暖化による海面上昇」説、皆さんもご存じのことと思います。サンゴ礁の島からなる小さな国ツバルが水没の危機にさらされているという話も、耳にされたことがあるかと思います。「先進国が排出するCO2のせいで、太平洋に浮かぶ美しい島国が海に沈んでしまうのか」と、たいへんショッキングな感情を引き起こされますよね。
インドネシアでも、既に海抜の低いいくつかの小島が海面下に沈み、消滅しているそうです。また、先日NHK BSの番組で取り上げられていましたが、ジャワ島のような大きな島の比較的都市部に近い村でも、海水の流入に脅かされている地域があるのだそうです。道だったところには常に海水が満ちるようになってしまったため、人が行き来するために村民が自ら橋を築いています。人がようやくすれ違える幅の粗末な木の橋を、水かさが増すたびに作り直して凌いでいます。家の中も水浸しで、毎年50㎝も家の床をかさ上げせざるを得ないのだとか。
もちろん、地球全体の海面が1年で50cmも上昇しているわけではないので、この場合は地域特有の原因があるのでしょう。地下水を汲み上げ過ぎて地盤自体が沈下しているなど・・・。
北極の氷が解けているせいだと短絡的には考えられませんが、今まで陸地だったところが海になってしまう現象は実際に発生しています。しかも、地球温暖化の原因を創出している国とは程遠い国が危機にさらされてしまうのもまた事実。
環境破壊を自覚している国や企業が、いわゆる「地球にやさしい製品」を開発し、我々もそれを選ぶことで地球にいいことをしているような気にさせられていますが、地球にやさしい製品の開発に掛かる研究や製作工程、宣伝活動なども、環境破壊の一因なのではないでしょうか。我々も、地球にやさしく、と言いながら、そのせいで自分が不便になるのは嫌なわけですから、人間は生きている限り、環境を破壊していくのでしょう。
それどころか、北極の氷が解ければ、その下に眠っている地下資源が利用できるようになる、と狙っている国もあるそうです。海に沈みそうな島に防潮堤や治水技術を売り込もうと考えている企業も・・・。
あらゆることがビジネスチャンスなのですね。
- 2024.10.30
- 16:00
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