2019年12月1日

2020/03/01

■【はじめに】「不便になる」ということ

24時間営業を取りやめるコンビニが出始めましたね。クリスマスケーキや恵方巻を、予約販売のみとするお店も出てきました。ファミレスや百貨店も、元日は休業するというところが多くなってきましたね。良い風潮だと思います。
今から45年前、朝7時から夜11時まで開いている店が出現したときには「そんな夜中に買いに行く人がいるのかしら」と思ったものです。でも今は24時間、欲しい物をいつでも買えるのが当り前という世の中。それに伴って、ビジネスマンも24時間戦わざるを得なくなってしまったのですよね。

人手不足で24時間営業が立ち行かなくなり、食品ロスが問題視されるようになって、ようやく、こうした過剰サービスを見直す風潮がでてきました。
「不便(というほどでもないですが)になる」ことで、私たちも生活スタイルを見直し、昼間は効率よく働いて、夜はちゃんと寝るようになれば、健康にも良いし、省エネにもなるのではないでしょうか。そして、本当に必要なものを見定めたり、緊急事態を想定して自ら備えたり、困ったらお互いに助け合えるようになればいいなと思います。


■【インドネシア料理を作ってみた】 「アヤム・バカール」

骨付きもも肉でちょっと豪華に「アヤム・バカール」を作ってみました。

「アヤム(ayam)」は鶏、「バカール(bakar)」は直火で焼く調理法を意味しています。鶏肉にスパイシーなソースを塗って炙り焼きにしたものです。

作り方を簡単にご紹介しますね。

1.鶏もも肉に軽く塩をふり、250℃のオーブンできつね色になるまで焼きます。

2.赤唐辛子とにんにくをすり潰しておきます。みじん切りでもOK。

3.ココナッツミルクに2を入れて火にかけ、かき混ぜながら煮詰めます。トロっとしてきたら、レモン汁、砂糖、塩で味付けします。

4.鶏もも肉の片面に3のソースをたっぷり塗って、軽く焼き色が付くまで再びオーブンで焼きます。ひっくり返してソースを塗り、同様に焼いたらできあがり。

アヤムバカール

ちょっと焦げちゃったけど、お肉は柔らかく焼けましたよ! 甘くて辛くて酸っぱい、不思議な味わいでした。
いろどり野菜を添えて、チャップ花を付ければクリスマスっぽくなりますね!
(チャップ花:クリスマスチキンに付ける、コックさんの帽子みたいな飾りのことをこう呼ぶんですって)

今回、酸味付けにレモンを使いましたが、本来はタマリンドを使います。タマリンドとは熱帯に育つマメ科の木で、巨大なサヤに入っている黒褐色の柔らかい果肉に強い酸味があります。インドネシアでは料理の酸味付けによく用いられます。日本でも、アジア食材を扱うスーパーで、果肉をブロック状に固めた状態で売られています。使うときは、必要な分量を切り取ってぬるま湯に浸し、指でエキスを揉み出して「タマリンド水」を作るんですって。ちょっと原始的。レモンの酸味とはまた違った味わいがあるのでしょうね。いつか挑戦してみようと思います。