2024年1月1日

2024/05/28

■【はじめに】サボテン親子

当店のブログに何度か登場している植物のひとつに「カルメナエ」というサボテンがあります。3年ほど前に、近所の園芸店で一目惚れして購入したものです。丸っこくてちょこんと花を咲かせた姿が、それはそれは可愛らしかったのですが、その後の変形っぷりに、「騙されたー」と思ったものでした。 しかし、その体形の崩れた母からは子株がたくさんできて、株分けして増やしてみたところ、若かりしころの姿にそっくりな可愛らしい娘たちに成長したではありませんか!
真冬に咲いた小さな花は、私の毎朝の楽しみになっています。

サボテン親子の姿は、 こちらのブログでご覧くださいね。


■【今月のエッセイ】今年は大統領選挙

インドネシアでは、今年2月に大統領選挙が行われます。現大統領のジョコ氏は、憲法で定められた最長2期10年を務めて今年10月に退任となります。
次期大統領立候補者は3人います。支持率が一番高いのがプラボウォ氏(72才)。プラボウォ氏は元軍人で、ジョコ大統領と過去2回争って2回とも敗れています。次に支持率が高いのがガンジャル氏(55才)。ガンジャル氏は庶民出身で、ジョコ大統領と同じ政党に所属しています。この2人は、ジョコ大統領の路線を継承する意を示しています。最後の1人アニス氏(54才)は、ジョコ大統領の政策に批判的で、ジョコ大統領が進めてきた首都移転計画を見直そうとしているのだそうです。

アメリカと同様、インドネシアでは、大統領と副大統領とが2人1組で立候補するのですが、プラボウォ氏が副大統領候補に据えたのは、なんとジョコ大統領の長男ギブラン氏。
えっ、ややこしくない??
そうなんです、ややこしいんです。プラボウォ氏が当選すれば副大統領はジョコ大統領の長男、一方ガンジャル氏はジョコ大統領と同じ政党。どちらが当選しても、引き続きジョコ大統の影響力が及ぶことが否定できません。 しかも、ギブラン氏はまだ36才で、もともと立候補資格がなかったのに、立候補者登録開始直前に法律が変わり、年齢制限が押し下げられたのだそう。そのときの裁判所長官は、ジョコ大統領の義弟でした。

なんだか曰く付きの大統領選となりそうですね。