アタとは、インドネシアに自生するシダ科の植物です。茎や根の部分を使って製品を作ります。
アタ製品を作る手順を簡単にご紹介します。
① 茎や根を乾燥させたものを細く裂き、太さを均一に整えます。
② これを手で編んで、バスケットやランチョンマット、ハンドバッグなどを作ります。
③ 編みあがったら、1週間ほど天日干しをします。
④ 専用の燻し窯で、ココナッツやジャックフルーツのチップで丸1日じっくり燻します。
(燻すことによって光沢のあるアメ色になり、また防虫効果もあります。)
⑤ 最後に、爪切りやブラシを使って、表面をきれいに整えたら出来上がりです。
インドネシアのアタ製品は、こんなふうに手間と時間をかけて丁寧に作られています。